認定制度・評価

管理計画認定、地域の独自性ってどんなものがある?──全449行政を調べました(調査中を含む)

管理計画認定では、国の基準に加えて、自治体独自の基準や、自治体が採用した県の指針による項目が求められることがあります。国の一覧で推進計画を作っていた449行政の公式ページや認定基準を調べて地図にし、どこにどんな基準があるのか、申請や更新の前に理事会が何を確かめればよいかを、行政ごとの一覧とあわせて案内します。

2026年10月18日
約9分
コネルコネル(管理組合の相談コンシェルジュ)
管理計画認定、地域の独自性ってどんなものがある?──全449行政を調べました(調査中を含む)
目次
  1. 管理計画認定の「独自基準」とは、何のことですか
  2. 地図で見ると、どこにどんな基準がありますか
  3. では、申請や更新の前に何をすればよいのか
  4. 自分の市区町村は、一覧のどこにありますか
  5. よくある質問
  6. まとめ
  7. 出典

管理計画認定を受けたマンションのうち、公表に同意したマンションは、マンション管理センターの閲覧サイトに掲載されます。マンション管理新聞はその新しい掲載分を号ごとに伝えていて、最近の号には、閲覧サイトの掲載物件について「千葉県町村部で第1号」「袖ケ浦市で第1号」という見出しが並びました。袖ケ浦市は、制度を始めて間もない市です。推進計画を作って制度を実施している市・特別区では、その市・特別区が認定し、市以外の町村部では都道府県が認定します。制度を始めた時期も、自治体によって違います。

違うのは時期と窓口だけではありません。国の認定基準に、自治体が自分の基準を足していることがあります。同じような管理をしているマンションでも、申請先によって確かめられる項目が変わるということです。管理組合の相談コンシェルジュ、コネルです。

この記事で持ち帰ってほしいことは三つです。

  • 推進計画を作って制度を実施している市・特別区ではその市・特別区が、市以外の町村部では都道府県が認定するので、まず申請先と受付の状況を確かめること
  • 申請先によっては国の基準に防災や旧耐震の検討などを足しているので、申請先の認定基準を原文で確かめること
  • 国の基準も見直しで防災の方針が加わるので、申請の時期とあわせて、いまの国の基準と見直し後の基準のどちらが適用されるかを確かめること

独自基準の種類を表で見て、地図で広がりを確かめたうえで、申請や更新の前にすることを順に並べ、最後に行政ごとの一覧を置きます。

管理計画認定の「独自基準」とは、何のことですか

国が定めた認定基準にはないものの、その申請先で認定を受けるために対応が要る項目のことです。国土交通省の認定制度のページも、国の基準のほかに自治体が独自の基準を定めている場合があり、その有無は申請先に確かめるよう案内しています。

認定するのは、マンション管理適正化推進計画(自治体が作るマンション管理の計画)を作って制度を実施している市や特別区です。市ではない町村にあるマンションは、都道府県が認定します。そのため、都道府県の独自基準が直接かかるのは、その都道府県が認定する町村などの区域です。市にあるマンションは、その市が制度を実施していれば、市の認定基準で審査されます。

ただし、市が県の指針を自分の認定基準として採用している例もあります。たとえば静岡県の袋井市は、市独自の基準はないとしたうえで、県の指針と同じ内容を認定基準にしています。愛知県内にも、県の町村向けの指針と同じ内容を採用している市があります。この記事でいう独自基準には、自治体が独自基準と明記しているもののほか、こうした県の指針の採用で国の基準に加わっている項目も含めています。以下の地図・集計・一覧でも、独自基準をこの意味で使います。

足されている基準を、調査で六つの分野に分けました。調査で分けた分類で、一つの公式な分類ではありません。「ひとことで言うと」の列は、コネルの補足です。

分野求められることの例ひとことで言うと
防災防災訓練や備蓄などの取組を一つ以上行っている、防災の計画を規約などに定めている災害への備えを形にしているか
旧耐震の検討旧耐震のマンションで耐震診断を行う、耐震性が足りなければ改修や建替えを総会で話し合う古い耐震基準の建物を放っていないか
届出・登録自治体の条例や登録制度への届出・登録を済ませている自治体に管理の状況を届けているか
専用ポスト・連絡先管理組合専用の郵便受けを置く、組合の連絡先をはっきりさせる外から組合に連絡が届くか
地域・コミュニティ町内会や地域との関わり、住民どうしの交流まわりとつながっているか
その他(自治体固有)景観への配慮(奈良市)、法定点検の結果を長期修繕計画に反映(和歌山県)、管理者・監事の任期などの規約の定め(米子市)、築年数の古いマンションで存続か建替え・解体かを話し合っておくこと(新潟県)そのまちの課題に応えているか

「旧耐震」は、1981年に強化される前の耐震基準を指す呼び方です。認定基準でどのマンションを対象にするかは、申請先の原文で確かめます。「法定点検」は、建築基準法などに基づいて定期的に行う調査や検査のことです。

地図で見ると、どこにどんな基準がありますか

再生ボタンで動きます。下のつまみを動かすと、好きな場面で止められます。

調べた範囲は、国土交通省の一覧で2026年5月末までに推進計画を作っていた449行政です。2026年10月18日までに公式ページや認定基準を確かめ、国の基準にない項目を94行政で確認しました。7行政は原文を確かめきれず、保留または不明として調査を続けています。最も多い分野は防災です。

確認できた行政の数を都道府県ごとに見ると、愛知県・東京都・大阪府に多く集まっています。分野別では、防災は中部、旧耐震の検討は関西、届出・登録は関東、専用ポストや連絡先は九州・沖縄で比較的多く確認できました。これは行政の数を比べたもので、都道府県ごとの対象数の違いをならした割合ではありません。愛知県では、県と多くの市が、同じ選択肢の中から防災の取組を一つ以上行っていることを求めています。

では、申請や更新の前に何をすればよいのか

申請先を確かめ、その認定基準を原文で読み、国の基準にない項目を書き出して、自分たちの規約や長期修繕計画、防災の書類と照らし合わせます。順番は次のとおりです。

最初に、申請先を確かめます。マンションのある市・特別区が制度を実施していれば、その市・特別区が申請先です。市以外の町村部では都道府県が申請先になります。制度を始めた時期は場所によって違い、最近になって始めた市もあるので、いま申請を受け付けているかもあわせて確かめます。

次に、申請先の「管理計画の認定基準」のページやPDFを開き、国の基準のほかに書かれている項目を書き出します。袖ケ浦市のように「国と同様で独自基準はない」とはっきり書いている自治体もあれば、表の中に追加の項目を並べている自治体もあります。

書き出した項目は、規約、長期修繕計画、防災の書類、届出の控えと一つずつ照らし合わせます。たとえば堺市は、防災上の特色や防災対策を「防災アクションプラン」として文章にし、管理規約などに定めることや、管理組合専用の郵便受けを置くことを、国の基準に加えて求めています。昭和56年(1981年)5月31日以前に新築の工事に着手し、耐震診断をしていないマンションには、認定の申請日から5年以内に耐震診断を行うことを総会などで決めておくことも求めていて、診断の結果、耐震性が足りない場合には別の要件もあります。米子市のように、管理者や監事の任期、役員個人と管理組合の利害がぶつかる取引を防ぐ定め、組合員が総会の開催を求める権利など、規約の内容まで項目にしている例もあります。

そのうえで、申請の時期を決めます。自治体への申請日が令和9年(2027年)4月1日以降になる場合は、見直し後の国の基準が適用されます。見直し後は、マンションの防災に関する方針を書いた書類を作り、区分所有者等に周知していることが求められます。方針には、防災訓練の実施方針、防災情報とその周知方法、防災物資などの備蓄方針、災害などの緊急時における活動体制が挙げられています。見直しで変わる点は管理計画認定の基準の見直しの記事にまとめています。国の基準の主な項目は、サイト内の管理状況のセルフチェックでも確かめられます。

管理計画認定の申請をするかどうかも、管理組合として決める事項です。標準管理規約では、認定の申請は総会の決議事項とされています(第48条第十六号)。自分たちの規約で決め方を確かめ、申請先の案内に沿って議事録などをそろえます。足りない項目のために規約を変える場合は、その規約の変更も総会で決議します。理事会は、独自基準と手元の書類の対応を整理し、必要な議案と説明資料を用意する立場です。マンション管理士などの専門家は、基準の読み方や資料づくりを手伝えますが、申請や規約の変更を決めるのは管理組合です。基準の読み方や、足りない項目の整え方に迷うときは、専門家に相談する方法があります。

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自分の市区町村は、一覧のどこにありますか

この記事でいう独自基準を確認できた行政だけを、都道府県ごとに並べました。分野の欄には確認できた分野をすべて示し、要約の欄にはそのうち主な項目を、調べた時点の原文から短くまとめています。全文ではないので、申請の前には申請先の原文で確かめることになります。分野の略は、防:防災、旧:旧耐震の検討、届:届出・登録、専:専用ポスト・連絡先、地:地域・コミュニティ、他:その他(自治体固有)です。

同じ要約になる行政は一つの行にまとめています。「○○県(町村の区域)」のように書いた基準は、その都道府県が認定する区域だけにかかり、市のマンションには直接かかりません。都道府県と市を同じ行に載せているのは、その市が同じ内容を自分の認定基準にしている場合です。

都道府県行政分野主な追加項目(要約)
愛知県愛知県(町村の区域)防自主防災組織、災害時の対応マニュアル、備蓄、防災用名簿、定期的な防災訓練などの選択肢から一つ以上を管理組合として行っている
愛知県名古屋市防・地安否確認の方法を定めることと、近くの町内会などとの連絡窓口を決めておくこと
愛知県岡崎市防・旧県と同じ防災の取組に加え、旧耐震の建物は耐震診断を行い、耐震性が足りなければ改修や建替えなどを管理組合で検討
愛知県県内33市(下記)防県と同じ防災の取組(選択肢から一つ以上)
東京都港区旧耐震診断を行い、耐震性が足りなければ耐震改修や建替えなどに向けて管理組合で検討
東京都文京区防・地・専防災対策の項目から一つ以上に加え、町会・自治会との連絡担当者の選任または緊急連絡先を見やすい場所に表示
東京都墨田区届区の条例に基づく管理状況の届出
東京都江東区防・届・地・専防災などの項目から一つ以上、町会・自治会との連絡担当者の選任、管理体制や緊急連絡先を来訪者の見やすい場所に表示、都の条例による管理状況の届出
東京都品川区防・地町会・自治会との連絡調整者の選任と、災害対応マニュアルまたは定期的な防災訓練
東京都大田区防・旧・届・地・他総会・理事会の議事録、要援護者名簿を含む名簿、設計図書や点検記録などの作成と保管、法定点検と日常点検、計画的な修繕 など
東京都渋谷区防・地防災マニュアルの作成、防災の項目から一つ以上、コミュニティ活動の項目から一つ以上
東京都豊島区防・地防災用品の備蓄や訓練などの防災の取組、要支援者を含む名簿の整備と年1回以上の確認、町会などとの関係づくり
東京都荒川区届都の条例に基づく管理状況の届出
東京都板橋区防・届・地・他議事録・名簿・設計図書などの作成と保管、長期修繕計画の全期間で積立金の累計が工事費の累計を上回ること、区の条例に関する項目 など
東京都練馬区防・他災害対応マニュアルの作成と定期的な防災訓練、修繕のときに温室効果ガスの削減に努めること
東京都江戸川区届区への管理状況届出書と管理組合等設立届の提出
大阪府大阪府(町村の区域)防・旧旧耐震で安全性を証する書類がない場合、耐震改修計画について所管行政庁の認定を受けるか評価機関の証明を得て、5年以内に工事を完了する計画。消防法上必要な場合の防火管理者・消防計画、消防設備点検、避難場所の周知、災害マニュアル、年1回程度の防災訓練 など
大阪府大阪市防・旧・届・他大規模修繕の計画的な実施、市の管理支援機構への登録、定期的な防災訓練を含む防災対策、旧耐震の耐震診断と、不足時の改修・建替えなどの話し合い
大阪府堺市防・旧・専・他旧耐震で未診断なら申請日から5年以内の耐震診断を総会などで決議、防災アクションプランを規約などに定める、管理組合専用郵便受け、定期報告の要是正項目の改善予定を長期修繕計画に記載
大阪府岸和田市防・旧旧耐震で安全性を証する書類がない場合、耐震改修計画と5年以内の工事完了の計画。消防法上必要な場合の防火管理者・消防計画、消防設備点検、避難場所やハザードマップの周知、災害マニュアル、年1回以上の防災訓練
大阪府豊中市防防災マニュアルの作成・各戸配布と年1回以上の防災訓練
大阪府高槻市旧旧耐震は耐震診断を行い、耐震性が足りなければ改修や建替えなどを検討
大阪府枚方市防・旧旧耐震で未診断なら5年以内の診断を決議、不足時の改修や建替えなどの決議・話し合い。消防法上必要な場合の防火管理者の選任・消防計画、消防設備点検、災害マニュアル、年1回程度の防災訓練など
大阪府八尾市旧旧耐震で安全性の証明がない場合、耐震改修の計画の認定などを受け、5年以内に工事を終える計画
大阪府寝屋川市防・専ハザードマップなどの防災・災害情報の収集と周知、管理組合専用郵便受け。市の計画には旧耐震の耐震改修計画も追加基準として載っている一方、現在の申請案内には見当たらないため、いまも求めているかは市に確認中
大阪府和泉市防防災マニュアルの作成・配布と年1回以上の防災訓練
大阪府東大阪市防・旧・専旧耐震で安全性を証する書類がない場合、耐震改修計画について所管行政庁の認定を受けるか評価機関の証明を得て、5年以内に工事を完了する計画。消防法上必要な場合の防火管理者の選任・消防計画、消防設備点検、災害マニュアル、年1回程度の防災訓練など、管理組合専用郵便受け
福岡県福岡県(町村の区域)防・専防災の取組と、管理組合専用のポストなどの設置
福岡県北九州市防・地地域活動への参加や見守りなどによる住環境の維持向上と、防災の取組
福岡県福岡市防防災計画の作成や防災訓練などの防災の取組
福岡県久留米市防・旧・地旧耐震の耐震診断と不足時の改修・建替えなどの話し合い、防災の取組、マンション内のコミュニティづくりと地域との連携
福岡県古賀市防・専管理組合専用のポストなどと、防災計画や訓練などの選択肢から一つ以上
福岡県那珂川市防・専防災の取組と、行政などからの情報を受け取る管理組合専用のポストなど
埼玉県川越市防防災計画の作成または防災訓練の実施
埼玉県川口市防・旧・届・専・他議事録の作成・保管を規約で定める、防災組織・年1回の訓練・備蓄、条件付きの耐震対応、専用郵便受け、外から見える緊急連絡先、条例による報告
埼玉県所沢市届市の条例による届出
埼玉県越谷市届市の分譲マンション登録制度への登録
埼玉県戸田市旧・届市の登録制度への登録と、旧耐震の耐震診断・不足時の改修や建替えなどの話し合い
沖縄県沖縄県(町村の区域)、那覇市、宜野湾市、浦添市、名護市防・専・他郵便ポストまたは連絡先をはっきりさせる、大規模災害への対策、長期修繕計画の作成・見直しの際に必要に応じて建物の状況を調べる
兵庫県兵庫県(町の区域)防・他標準管理規約に沿った追加の規定、管理状況について7年以内に外部の専門家などの意見を求める、築35年以上は7年以内に再生などの方針の合意形成に向けて検討、年1回以上の防災訓練に加えて備蓄などの災害対策 など
兵庫県神戸市届市の要綱に基づく管理状況の届出
兵庫県芦屋市届市の条例に基づく管理状況届出書の提出
神奈川県川崎市届市の管理組合登録・支援制度への登録
神奈川県相模原市防防災の取組のいずれかを行っている
神奈川県鎌倉市防防災訓練や備蓄などの防災の取組
静岡県静岡県(町の区域)、袋井市旧旧耐震のマンションは耐震性の確保を管理組合で検討
静岡県藤枝市防防災の取組を行っている(計画や訓練は例示)
広島県広島県(町の区域)防・旧・他旧耐震の耐震診断と、不足時の耐震改修などの検討。対象となる土砂災害特別警戒区域では擁壁整備などの対策を総会などで検討。災害リスクや避難場所などの周知
広島県呉市防・旧・他旧耐震の耐震診断と不足時の対応。土砂災害特別警戒区域では擁壁整備などの対策を行っている。防災の選択肢から一つ以上
千葉県野田市防・他長期修繕計画に沿った大規模修繕の計画的な実施と、定期的な防災訓練などの防災対策
岐阜県各務原市旧旧耐震で未診断なら5年以内の診断を決議、不足時は改修を長期修繕計画に反映するか建替えなどを検討
奈良県奈良市他景観への配慮(景観の地区指定や規制の内容を理解し、必要な届出をする)
鳥取県米子市他管理者・監事の選任と任期、利益相反を防ぐ定め、組合員による総会の招集、総会で決める事項を規約に定める
鹿児島県鹿児島市防自主防災組織、災害時マニュアル、備蓄、防災名簿、定期的な防災訓練などから一つ以上
和歌山県和歌山県(町村の区域)他法定点検などの結果を長期修繕計画に反映
群馬県群馬県(町村の区域)届県による管理状況の調査などに遅れずに回答
新潟県新潟県(町村の区域)他建設後47年以上のマンションは、直近5年以内に建替えや解体を含む存廃について合意形成を行っている

愛知県内33市:豊橋市、一宮市、瀬戸市、半田市、春日井市、豊川市、津島市、碧南市、刈谷市、豊田市、安城市、西尾市、蒲郡市、犬山市、常滑市、江南市、小牧市、稲沢市、東海市、大府市、知多市、知立市、尾張旭市、高浜市、岩倉市、日進市、愛西市、清須市、北名古屋市、弥富市、みよし市、あま市、長久手市

一覧にない市区町村には、追加の項目がないと確認できた行政、保留・不明とした行政、調査の対象に入っていない行政、調べた時点のあとに制度を始めたり基準を変えたりした行政が含まれます。

よくある質問

一覧にない市区町村は、独自基準がないということですか

そうとは限りません。この一覧は、追加の項目を確認できた行政だけを載せています。一覧にない行政には、追加の項目がないと確認できた行政のほか、保留・不明とした行政、5月末のあとに推進計画を作った行政、基準を変えた行政も含まれるので、申請先の最新の認定基準で確かめることになります。

県が独自基準を決めていると、県内の市のマンションにもかかりますか

都道府県の基準が直接かかるのは、都道府県が認定する町村などの区域です。市にあるマンションは、その市が制度を実施していれば、市の認定基準で審査されます。ただし、市が県の指針を自分の認定基準として採用している場合は、結果として県と同じ項目が求められます。

国の基準に防災が入ったら、自治体の防災の基準はなくなりますか

なくなるとは限りません。国の新しい基準と自治体の基準は分野が重なるだけで、求める中身が同じとは限らず、自治体が国の見直しに合わせて基準を変える可能性もあります。申請する時期に、申請先がどの基準を使うかを確かめることになります。

まとめ

  • 推進計画を作って制度を実施している市・特別区ではその市・特別区が、市以外の町村部では都道府県が認定するので、まず申請先と受付の状況を確かめること
  • 申請先によっては国の基準に防災や旧耐震の検討などを足しているので、申請先の認定基準を原文で確かめること
  • 国の基準も見直しで防災の方針が加わるので、申請の時期とあわせて、いまの国の基準と見直し後の基準のどちらが適用されるかを確かめること

申請先と基準を確かめて、手元の書類と一つずつ照らし合わせれば、申請の準備は着実に進められます。

出典

制度・条件の確認日:2026年10月18日

管理規約の見直し

この記事の内容を、自分のマンションの規約に落とし込むには

記事で扱ったルールは、管理規約に書かれていて初めて総会で使えます。改正区分所有法(2026年4月1日施行)に合わせて、現行規約のどこを直すかを洗い出すところから始めます。

管理組合の理事の方へ

現行規約と改正法のずれを管理士が洗い出し、総会に出せる改正案まで伴走します。「うちのマンションではどこが変わるのか」から相談できます。

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管理規約スタジオは、現行規約を取り込むと標準管理規約・改正法との差分を条文単位で洗い出し、新旧対照表と改正案を出力する実務者向けツールです(運営会社のサービス)。

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管理組合の相談コンシェルジュ

管理組合を中心に、情報・ツール・専門家をつなぐ、管理コネクトの案内役です。 制度や実務をかみくだいて整理し、判断はみなさまと専門家に委ねます。 口ぐせは「いっしょに、よい答えを見つけよう」。

自分のマンションではどうなるか、を聞ける相手

記事は一般論までです。戸数・築年数・積立金の状況で答えが変わる部分は、事務局への無料相談で状況を整理し、マンション管理士への相談を検討できます。